今回は、SmartBeatの導入事例として、実際に利用されている株式会社サイバードの鏡谷様にお話を伺って参りました。
鏡谷様が担当なさっている役割について教えてください
品質管理部の副部長をしています。自社の各プロジェクトのサービス品質面を向上させる事を主なミッションとしており、その中の一つのソリューションとしてSmartBeatを活用しています。
株式会社サイバード 鏡谷様
SmartBeatを導入した経緯と理由をお聞かせいただけますでしょうか。
2016年の4月に品質管理部が新設され、最初のフェーズとしてまずは、バグの発生数や消化率など品質の見える化に取り組んできました。SmartBeatが、アプリのクラッシュという観点から品質を定量的に可視化できるツールだったので、目的と合致していた為、試験的に導入し始めたというのが経緯です。
SmartBeatの利用方法について教えてください
大きく分けて2通りあります。1つが、各プロジェクトの現場のエンジニアが導入している場合です。その場合、開発中のタイトルに導入し、担当エンジニアが定常的に発生しているクラッシュをチェックし、リリース前に不具合をできるだけ解消する努力をしています。もう1つが開発をパートナー企業で行っているサービスに品質管理部から依頼してSmartBeatを導入してもらう場合です。この場合は、品質管理部のメンバーが品質面に懸念がないかをチェックする為に利用しています。
私の場合は、アプリのアップデートやリリース直後などのタイミングは特に意識してみるようにしています。またクラッシュ発生のメール通知機能を利用しているので、メールが多いなと感じた時にはコンソールを覗くようにしています。
SmartBeatを導入してみた感想を教えてください。
もともとクラッシュは気になってはいたのですが、今まではそれが感覚的なものでしかありませんでした。SmartBeatでクラッシュの発生回数を実際に数字で確認できるようになったのは、品質を改善しようと動き出す為の良いキッカケになったと感じています。また、これまで気づいていなかったところでクラッシュしている事に気づけたのも良かったと感じています。
SmartBeatを今後どのように活用していきたいと考えていますか
まだSmartBeatを未導入のタイトルにも導入していき、クラッシュ率を意識したアプリ運用を行うことで自社サービスの品質向上を図りたいと考えています。
また現在はできていないのですが、SmartBeat上でクラッシュが増えた事に気づいた際にCS部門と連携してアクションするといった活用も今後取り組んでいきたいと考えています。
今後のSmartBeatに期待する事を教えてください。
具体的な話としては、もうすぐ対応して頂けると聞いていますが、クラッシュ通知をチャットワークに送る機能はぜひ欲しいです。
※2017年6月2日インタビュー時点ではリリース前でしたが、2017年7月12日にリリース致しました。
今はそれくらいしか思いついていないのですが、新規機能の開発に我々利用者の声を取り入れてくださるとのことですので、改めてアプリの品質管理において欲しい機能を考えてみたいと思っています。